寺小屋
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寺小屋ブログ

潜在意識が邪魔をしている?

寺小屋塾長の久本です。

3年生たちが卒業していき、もうすぐ春休みです。

この時期から、寺小屋では、高校2年生、中学2年生の塾生たちが、一足早く「新3年生」と呼ばれるようになります。

そして、その「新3年生」たちの塾長面談が、ほぼ終了しました。

先日紹介した卒業生からのメッセージの中で、寺小屋を「潜在能力を引き出してくれる塾」と表現してくれていました。とても光栄でうれしいです。

実際そんなことができているかはともかく、理念として、寺小屋の指導で一番大切なことは、「生徒本人の気持ちに徹底して寄り添うこと」です。

これは単に、生徒の言いなりになるということではありません。

私は、3500人以上の受験生に付き合った経験から、「成績を上げたり、希望の進路を実現したりするためには、本人が自分の本当の気持ちや価値観に気づくことが絶対に必要」であると、思っています。

寺小屋は兵庫の片田舎にあるので、大学進学をするということは、100パーセント親元を離れて自活生活をすることを意味します。

実はものすごくよくあるケースなのですが、とても居心地の良い、幸せな家庭に育った生徒さんの場合、本音の部分では、ずっと実家で暮らしたいと思っていたりします。周りに言われて、あるいは社会や学校の風潮に合わせて、大学に進学したい(あるいは進学せねばならない)と思っているけど、実は本音は家から離れたくない。

そんな生徒の場合、実は、志望校の選択もおざなりで、情報不足だったりします。さらに言えば、「本心」や「潜在意識」が邪魔をするのでしょうか。受験期が近づくほど、成績が伸び悩むことがよくあります。

そういう場合には、まずは、

「成績が伸びることによって、受験に成功することによって、親元を離れなければならなくなることをさみしがっている自分」

とまっすぐに向き合い、そういう自分の気持ちをまず受け入れて、それから、

「自分が進学していくことの本当の目的」

というものを、しっかりと自覚することが必要だと、私は感じています。